０５４　車両保険の不払いに対して、訴訟により事故の発生を認めさせて支払わせた事例

車両保険に附帯した後、すぐに自損事故を起こされたため、保険会社はそのような事態は社会通念上ありえない旨などを理由として、保険金を支払わないとしていました。依頼者ご自身でＡＤＲを利用するなど頑張っておられましたが、保険会社の態度が頑なで、残る手段は訴訟しかない状態で弊所が受任に至りました。訴訟を提起し、１年程争った結果、最終的に裁判所から事故の発生は明らかとして和解勧告が出され、和解により解決となりました。

第三者の証言があるなど、証拠関係上、事故の存在は明らかでした。そのため、車両保険の不払いという保険会社の対応や保険会社の不払いの理由には弊所も全く理解し難いものでした。保険金の不払いは、時間が経てば経つほど、証拠が集めづらくなりますので、早期に相談されることをお勧めします。